トップ > ウッドバーニング実践講座 第1回 木を選ぶ
- 第1回 木を選ぶ
- 第2回 線の描き方
- 第3回 影の付け方 基本編
第1回 木を選ぶ
1.木の種類と特徴
ウッドバーニングをする上で木を選ぶのは、大切なポイントです。 木目の方向や繊維の細かさ、木の色合いによって作品の仕上がりがだいぶ変わってきます。 たとえば木目の強い木は、雲の流れや清流などの表現に利用できます。 描きたい図案合わせて木を選びましょう。また木の性質によっては、初心者には難しいものもありますので、合わせてご紹介します。

*シナベニア
ウッドバーニングには最適な素材で、木肌も白く、焼け色が引き立ちます。細かい描写に適していて、焼き絵やクラフトなどあらゆる物に向いています。
<初心者向>
*キリ
高級家具などでよく使われる素材ですが、柔らかい木なので、ペン先に力が入ると孔が開いたような焦げができてしまいます。ペン先を寝かすようにして描くのがコツです。木肌は白いので仕上がりは引き立ちます。
<中級者向>
*サクラ
木目がきめ細かいので、細い線を描くことができます。ただし木肌が焦げ茶色なので、陰影をつけた表現やぼかしなは、あまり適していません。
<初心者向>
*スギ
木目が強く、やわらかな素材なので、あまりウッドバーニングには適していません。木目を利用して表現したい人は、ペン先の動かし方に細心の注意を払ってトライしてください。大胆な図案を描くのが良いでしょう。
<上級者向>